タイトル
時間割番号: 7023101001
AI・情報倫理
 
担当教員
佐藤 正昭, 田中 佐智子, 清水 昌平[SATOH Masaaki, Sachiko Tanaka, Shohei Shimizu]
開講学部等 データサイエンス学部 対象年次   単位数 2
開講時期 春学期 開講曜時 水5 クラス  
ナンバリング DSAP21004
授業形態 対面授業
授業の目的と概要  
データ駆動型価値創造社会において、個人や企業に関する情報を扱う際には、様々な注意が必要となる。また、人工知能(AI)が普及していく中で、その利活用が社会に受け入れられるものでなければならない。本講義では、行政及び医療に関する統計、そして、関係する法律分野の事例とビジネス現場の双方から、それぞれの専門分野の講師が情報に関して守るべきモラルやルールについて解説することにより、データサイエンティストとしての見識について考える機会を提供する。

情報倫理を通して、改ざん・捏造・盗用といった研究倫理にも触れる。


AIの社会実装の例(防犯カメラの監視技術、自律型ロボット(兵器含む)など)との関係についても概要を紹介する。
AIに関する原則/ガイドラインの最近の動向や、AIの公平性、AIの信頼性、AIの説明可能性についても概要を紹介する。



講義は、いわゆるオムニバス形式。(順番に変更がある場合は、その際は、適宜指示する。)

担当は以下のとおり。
オリエンテーション、個人情報保護法等
滋賀大学 佐藤正昭

医学・医療分野関係
滋賀大学特任教授/京都大学 田中先生、


法的保護関係
滋賀大学 須永先生、

法律実務関係
TMI総合法律事務所 寺門弁護士(滋賀大学DS学部インダストリアルアドバイザー)、大石弁理士、渡辺弁護士


①佐藤
②佐藤
③佐藤

④須永先生
⑤須永先生
⑥須永先生

⑦田中先生
⑧田中先生

⑨寺門弁護士
⑩寺門弁護士
⑪大石弁理士
⑫大石弁理士
⑬渡辺弁護士
⑭渡辺弁護士

⑮佐藤


対面授業、初回授業も対面授業

 
授業の到達目標  

AI活用も含めたデータサイエンスに関して、情報の取得や利用などで求められる倫理や法律及び社会的含意(Ethics, Legal and Social Implications; ELSI)を理解し、何が適切な行為か自ら考え行動することができる。
 
授業計画  
No内容
第1回 1-1. オリエンテーション
1-2. Ai社会とデータサイエンス
1-3 情報セキュリティ
第2回 2. 個人情報保護に関する基礎用語
第3回 3. AIと政策等、AIと企業における倫理への取組、インターンシップで求められる情報倫理、その他の話題

第4回 4. AI・情報と法の基礎(1)
・法と倫理
・情報の人格的価値の法的保護:個人情報とプライバシー・名誉等
第5回 5.AI・情報と法の基礎(2)
・情報の財産的価値の法的保護:著作権法、特許法、不正競争防止法等
第6回 6.AI・情報と法の基礎(3)
・企業におけるデータ収集・利用の法的な注意点
・AI・情報と法の基礎(1)〜(3)のまとめ
第7回 7. 医学分野における倫理
第8回 8. 医療データベース研究と情報倫理
第9回 9. データビジネスと法律実務/前編
第10回 10. データビジネスと法律実務/後編
第11回 (土曜日が講義日であることに注意)
11. データサイエンスと特許実務/前編
第12回 12. データサイエンスと特許実務/後編
第13回 13. データ関連スタートアップの法律実務/前編
第14回 14. データ関連スタートアップの法律実務/後編

第15回 15.まとめ

 
事前学習・事後学習など授業時間外の学習  
履修生は、自分や家族の社会生活や経済活動において、情報がどのように取り扱われているのか、日々のニュースや記事に意識的に触れ、場合によっては、関連するウェブサイト(事業者、官庁等)を閲覧すること。併せて、「参考文献」や「参照ウェブサイト」に示した資料などを読むこと。
 このような学習により、授業に加えて情報倫理について理解を深め、教員や履修生との間で見解や意見を交わし、授業に能動的に参加すること。
 
成績評価の方法  
各教員が授業中に課す小テスト又はレポートにより評価する。
 
成績評価の基準  

各教員が課す小テスト又はレポートを総合することで行う。

・情報の取得や利用などで求められる倫理や法律及び社会的含意について
秀:多角的に理解し、自らの見解を説得力をもって述べる。
優:十分理解し、自らの考えを積極的に述べる。
良:相応に理解し、自らの考えを述べる。
可:ある程度理解し、何らかの考えを述べる。
不可:理解がなく、考えを述べることがない。
 
教科書  
 
参考書  
参考書1 ISBN 978-4-335-35905-
書名 AI・データ倫理の教科書
著者名 福岡真之介 著,福岡, 真之介, 出版社 弘文堂 出版年 2022
教材に関する補足情報  
教科書は、特に指定しない。必要に応じ適宜授業資料をSULMS等により示す。
 
参考文献一覧  
授業中に適宜提示する。
 
履修上の注意事項  
・原則として授業の出欠確認は取らないが、出席を前提とする。
・レポートの提出は、〆切厳守。ただし、事情がある場合は、必ず事前に担当教員にその旨を申し出ること。
 
キーワード(「実務経験のある教員による授業科目」は「実務経験」で検索)  
実務経験、研究倫理
 
備考(実務経験の内容と授業との関連を含む)  
本授業は、
公的分野関しては、総務省統計局等で公的統計の作成・分析の実務経験を有する教員が、実務における分析等を踏まえた講義を実施する。

法律実務に関しては、データ関連分野の法務経験を有する弁護士・弁理士が実務を踏まえた講義を実施する。
 
参照ホームページ  
・個人情報保護委員会 https://www.ppc.go.jp
・滋賀大学 個人情報保護制度について https://www.shiga-u.ac.jp/information/info_public-info/info_personalinfo/
・独立行政法人 科学技術振興機構 研究倫理https://www.jst.go.jp/researchintegrity/
・一般社団法人 日本計量生物学会 統計家の行動基準 http://www.biometrics.gr.jp/news/all/standard_20150310.pdf
・他にも、授業中に適宜提示する。
 
教員からの一言  
 
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備考(教員情報)  
 
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