この科目は全学共通教養科目のクリエーティブ・スタディーズ分野に該当し、問題を探索する能力を育成するとともに、その問題に対して自ら解決する方法について、グループワークを通じて学んでいただきます。1990年代後半に生まれたイノベーションのアプローチで、企業が優れた製品やサービスを開発して競争優位を生み出す手法として注目を集めてきている「デザイン思考(Design Thinking)」について、グループ・ディスカッションを繰り返す実践を通して、習得することがこの授業の目的です。
■2022年9月19日更新■ 彦根キャンパスにおいて対面授業の形態で行います。
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滋賀大学のディプロマ・ポリシーの以下の観点に従い、次の到達目標を掲げます。 (1)「文系・理系双方の科学に通じた文理融合型知性」を習得するために、 ・デザイン思考のアプローチについて理解し、説明できるようになる。 ・デザイン思考を用いて、自らが抱えている問題や社会問題に対して解決策を考えることができるようになる。
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(1)イントロダクション・デザイン思考とは何かⅠ (2)デザイン思考とは何かⅡ・グループ分け (3)ゲストスピーカー講演Ⅰ (4)アプローチ①観察 (5)アプローチ②定義 (6)アプローチ③発想 (7)アプローチ④試作 (8)アプローチ⑤検証 (9)ゲストスピーカー講演Ⅱ・グループ分け (10)アプローチ①観察 (11)アプローチ②定義 (12)アプローチ③発想 (13)アプローチ④試作 (14)アプローチ⑤検証 (15)ゲストスピーカー講演Ⅲ
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デザイン思考について学び新しい製品やサービスを企画するプロセスをより深く理解するためには、教科書として指定する文献を精読し、内容を把握することが必要です。各授業の前に2時間程度の事前学習が必要になるでしょう。
また、各授業の後には、2時間程度の事後学習も必要です。授業時間内で終わらなかったグループワークの続きをしたり、議論を再整理したり、ブレイン・ストーミングや調査を通じて市場の絞り込みを行ったり、製品をどのような仕様にするのか、価値を生み出すものにするのかなどを検討し、実践していくことも単位を習得するためには必要です。
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出席点:すべての授業において出席を確認します。 レポート:「アプローチ⑤検証」が終了した後に、どのようなプロセスを経てデザイン思考に取り組んだのかをグループごとにレポートにまとめてもらいます。 期末試験:ありません
配点は次の通りです。 出席点:60点(60%) レポート:20点×2回(40%)
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授業の到達目標の達成度を測る方法および基準は以下の通りです。
【出席点:60点】 到達目標(1)を確認するため、デザイン思考の各アプローチについて理解した上でグループ・ディスカッションを行うことができているかを、授業ごとに提出していただく「グループ活動報告シート」で評価します。
「グループ活動報告シート」の評価基準の目安は以下の通り。 50点以上:授業で説明した方法を理解し、アプローチに則った方法で活動を行い、それぞれが自分の意見を述べることができる 40点以上:授業で説明した方法をおおむね理解しており、アプローチに則った方法で基礎的な活動を行うことができる 30点以上:授業で説明した方法を理解している 30点未満:授業で説明した方法を理解していない
【レポート:20点×2回】 到達目標(1)を確認するため、デザイン思考の各アプローチについて理解して、グループごとの課題を解決するアイデアを作ったのかが適切に表現できているかを評価します。
レポートの評価基準の目安は以下の通り。 15点以上:分かりやすい順序で内容が構成されており、読み手が理解しやすい 10点以上:内容の順序については改善の余地が若干あり、読み手が理解しにくい部分がある 10点未満:分かりやすい順序で内容が構成されておらず、読み手が理解に苦しむ
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9784822250645
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デザイン思考の教科書 : 欧州トップスクールが教えるイノベーションの技術
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アネミック・ファン・ブイエン [ほか] 編 ; 石原薫訳,Boeijen, Annemiek van,Daalhuizen, Jaap,Zijlstra, Jelle (Industrial designer),Schoor, Roos van der,石原, 薫,
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日経BP社
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2015
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授業で掲示するスライドについては、SUCCESSの講義連絡欄を通じて事前に配布します。
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商品企画 デザイン思考 グループワーク アントレプレナーシップ
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