微積分や線形代数の高等学校程度の知識を前提として、数式処理システムの使い方を修得し、プログラムを作成することができるようになることが目的です。数式処理システムは、電卓のように数値の加減乗除を行うだけでなく、文字を含む数式の加減乗除や微積分などの処理が可能な数式処理言語を備えています。授業ではまず,数式処理システムの基本機能とそのプログラミング文法の基礎について説明します。続いて受講生自らが数学の問題を数式処理システムで解く、プログラミングを行うといった演習に取り組みます。 この授業は対面授業です。第1回授業(10月5日)は第28講義室に集まってください。また,情報演習室でパソコンを用いた演習を行うためには,学生証が必要です。資料配布・課題提出には滋賀大学・学習管理システム(SULMS)を用います。 対面授業が中止になった場合には,Teamsを用いて授業を行います。
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(1)数式処理システムの基本的な命令を利用することができるようになる。 (2)数式処理システムをプログラミング言語として利用してプログラムを作成することができるようになる。 (3)(発展的目標)与えられた課題を数式処理システムを利用して解決することができるようになる。
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1. はじめに : 数式処理システムとは,Maximaの概要と使い方 2. 式の計算:高校数学Iの内容を例として 3. 方程式の解法 (1):maximaの命令を利用する 4. 方程式の解法 (2):命令を作ってみる-二分法 5. 線形代数の初歩:ベクトルと行列の演算 6. 極限・微分・積分 : 微積分の初歩を題材にして 7. グラフの描画:さまざまなグラフの描画 8. プログラミング (1):条件判定と繰り返し 9. プログラミング (2):配列 10. プログラミング演習 (1):方程式の解法(二分法) 11. プログラミング演習 (2):方程式の解法(ニュートン法) 12. プログラミング演習 (3):逆正接関数と円周率 13. プログラミング演習 (4):積分の近似計算 14. プログラミング演習 (5):乱数の利用 15. まとめ
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講義科目ですが、実際の授業はコンピュータを用いた演習が中心です。授業資料はSULMSで授業前に提示しますので,それに基づいて2時間程度の事前学習を行ってもらいます。授業後には、授業中に課されたプログラミング演習(事後学習)が必要です(2時間程度)。
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ほぼ毎回授業中に課す課題について提出を求めます。下記の評価基準に照らしてそれらを評価します。
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秀:到達目標(1)-(3)が十分に達成できた。 優:到達目標(1)-(3)が達成できた。 良:到達目標(1)-(2)が達成できた。 可:到達目標(1)-(2)がある程度達成できた。 不可:到達目標(1)-(3)がいずれも達成できていない。
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授業中に資料を配布します。SULMSを用いた資料配布、課題提示、課題回収等も行います。
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インターネット上で検索すると,数式処理ソフトウェアに関する情報の入手が可能です。場合によっては利用するとよいでしょう。
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教育学部規定第4章第17条(定期試験)にある試験を受ける資格(出席時数)に注意してください。
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