近年のインターネットは、ユーザが安全に使えるように様々な工夫が盛り込まれているが、一方で、適切に利用しない場合の危険性はまだまだ無数に潜んでいる。情報化社会において、適切に行動するためには、どういった使い方が危険で、どのようにすれば情報や身を守り安全に利用できるかということを正しく理解する必要がある。本科目では、ネットワークの仕組みをある程度知った上で正確な知識を身につけるため、ネットワークの基礎からセキュリティの基本的な事項までを解説する。
[授業形態] ・対面で行います ・1回目の講義の内容は録画分を後日見れるようにします ・2回目以降の講義は、同時双方向オンラインでの視聴、および、録画しておいて後でも見れるようにする予定です。方法は後日SULMSなどでお知らします ・2回目以降の講義資料は講義前にSULMS、もしくは、SULMSから辿れる講義ページに掲載します
|
|
|
1. 最低限、インターネットを使う上で、自分の身を守り、小規模なネットワーク(中小企業のオフィスや家庭内など)程度を適切に設定、運用できるための基礎知識を身に付ける。 2. 日々、新たな問題や対策が考えられている現状、古い知識だけでは安全性を確保できない。そのため、今後も継続して安全に情報機器を使い続けるためには、関連トピックの解説などを自力で学習できるだけの素養を身に付ける。
|
|
|
第1回
|
セキュリティ概論
|
第2回
|
暗号の基礎
|
第3回
|
公開鍵暗号
|
第4回
|
ハッシュ関数と乱数
|
第5回
|
暗号のまとめとWeb3.0
|
第6回
|
情報セキュリティの基礎
|
第7回
|
見えない脅威とその対策(1)
|
第8回
|
見えない脅威とその対策(2)
|
第9回
|
見えない脅威とその対策(3)
|
第10回
|
データの保護
|
第11回
|
位置情報とプライバシー
|
第12回
|
組織、二段階認証
|
第13回
|
ネットワークの仕組み(1)
|
第14回
|
ネットワークの仕組み(2)
|
第15回
|
情報セキュリティ演習
|
|
|
|
|
教科書の内容を順に解説するが、その際、必要となる背景知識を順次解説する。また、最新のセキュリティ関連の事例紹介を適宜行う。教科書のみによらず、広くセキュリティ関連のトピックを調べることが望ましい。
|
|
|
情報セキュリティに関して基本的な仕組みを間違いなく把握できているかどうかを、期間中のミニレポート(40%)、期末レポート(60%)を通して成績評価を行う。期末試験は行わない。
|
|
|
ミニレポートでは、セキュリティについての考察能力を、期末試験では基礎知識の有無を問う。
|
|
|
|
|
教科書の補足など、適宜プリントなどを配布する。参考書としてあげた「情報セキュリティ白書」は毎年改訂されているため、最新情報を追うのであればこちらを推薦する。
|
|
|
|
扱う分野についての前提知識が無くても大丈夫なように講義しますが、より詳細な理解のため、「情報ネットワーク」も受講することが望ましい。
|
|
|
|
|
|