データ分析や情報システム構築などで広く用いられているPython言語の学習を通してプログラミングの基礎を身につける。コンピュータ上での情報の取り扱われ方や、動作の仕組み、プログラミング言語とは何か、どのように利用するのかなどに関する基礎をまず学ぶ。その後、プログラミング言語の具体的な文法や変数や関数といった基礎的な知識を身につける。また、制御構文や基本的なデータ構造などを用いて、解決すべき問題に対するプログラムの作成方法を演習を通して身につける。
[授業形態] ・対面で行います ・講義資料は下記のURLで配布します(アクセスする場合には滋賀大のアカウントでのログインが必要) https://shigau2013-my.sharepoint.com/:f:/g/personal/ta-umedu_biwako_shiga-u_ac_jp/EtJ24fygJSNJgO99sMAb5tQBaQqGq3ULqPEZuERKd52H7Q?e=7p094J ・1回目の講義は後日、録画分を見れるようにします。方法は後日SULMSなどでお知らします ・2回目以降の講義は、同時双方向オンラインでの視聴、および、録画しておいて後でも見れるようにする予定です。方法は後日SULMSなどでお知らします ・2回目以降の講義資料は講義前の昼休み(月曜12:00)までにSULMS、もしくは、SULMSから辿れる講義ページに掲載します
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ウェブサービスから機械学習まで幅広い分野で利用されているPython言語を用いて簡易なプログラムを自力で作成できることを授業の到達目標とする。処理の内容や順序を制御する制御構文や、処理対象のデータを記録するためのいくつかのデータ構造について、典型的な手法を試す初歩的な問題から始め、より具体的なデータ分析の課題まで、実際にプログラムを作成して試す。コンピュータに行わせたい内容をプログラムとして実現できるよう、基礎的なプログラミング能力を身につける。
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第1回
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プログラミング概要
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第2回
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Python言語での式の書き方
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第3回
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文字列、入力、条件分岐
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第4回
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数値型と文字列の変換
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第5回
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繰り返し文(for, while)
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第6回
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繰り返し文を用いたプログラミング演習(1)
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第7回
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繰り返し文を用いたプログラミング演習(2)
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第8回
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より多くのデータを扱うためのリストの利用と2重ループ
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第9回
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リストの応用
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第10回
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機能毎にプログラムを書くための関数の利用
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第11回
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関数の詳細と2重のリスト
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第12回
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辞書型(マッピング型)のデータ構造
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第13回
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辞書型(マッピング型)の応用事例
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第14回
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データ構造の応用的な使い方
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第15回
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応用的なデータ構造を用いた演習
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本講義を受講するだけではなく、本講義で得た知識は、並行して受講するプログラミングI演習の演習課題で順に試すことになる。プログラミング技術の習得は積み重ねになるため、それぞれの課題を通して確実に内容を習得する必要がある。個々の演習課題を着実にこなしていくことが求められる。
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それぞれのプログラミング演習で課した課題レポートの内容から、各々の学生の理解度を判定する。具体的には、期間中のミニレポート(60%)と期末レポート(40%)の内容を基に評価を行う。
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レポートの内容を下記の1~3の基準で採点し、いずれも十分であれば可とする。
1. 課された課題に対して適切なプログラムなどが作成できていること 2. 作成したプログラムなどが正常に動作することを示す、妥当な実行結果が示されていること 3. 作成したプログラムなどの設計方針や、2の実行結果により1を満たせていることが、文章による説明で適切に示されていること
下記のような基準が満たされている場合、より高い評価とする。
・課題をより詳細に分析している ・プログラムなどの妥当性がより適切に示されている ・より網羅性のある実行結果が示されている ・より簡潔で分かりやすい設計がなされている
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4780607035
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データ構造とアルゴリズム
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川井明 [ほか] 著,川井, 明,梅津, 高朗,高柳, 昌芳,市川, 治,竹村, 彰通,
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学術図書出版社
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2018
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4873117380
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入門Python 3
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Bill Lubanovic 著,斎藤康毅 監訳,長尾高弘 訳,Lubanovic, Bill,斎藤, 康毅, 1984-,長尾, 高弘, 1960-,
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オライリー・ジャパン
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2015
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主な内容については教科書は用いず、必要に応じて資料を配布する。教科書として挙げた「データ構造とアルゴリズム」に関しては、内容についていくつか紹介する程度であるが、秋学期の必修科目「データ構造とアルゴリズム」の教科書であるため、先に入手しておくことを推奨する。
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