社会においてデータに基づいた意思決定の重要性が増す中、データによって事象を正しく把握し、ビジネス課題を解決できる人材が望まれます。本演習では、「ビジネス課題の設定」、「企業・事業活動を定量化するデータの選定」、「課題解決に必要なデータ分析手法」の基本を身に着けることを目的としています。ツールとしてはエクセルや生成AIを活用するとともに、AI分野の標準的なプログラミング言語であるPythonの導入も行います。生成AIに関しては、講義及び演習を通じて、基盤モデル・大規模言語モデル・拡散モデルなどの技術的概要の知見を得るとともに、ハルシネーションやAI倫理などの留意事項に関する理解を深め、実社会で活用できる能力を身に着けます。尚、本演習は、高度なプログラミングスキルを身に着けることが目的ではなく、データ分析を活用した課題解決能力の向上を目指します。
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・データ分析で解決したい課題を適切に設定できる。 ・企業活動・事業を定量化するために必要なデータが選定できる。 ・ビジネス課題の解決に必要なデータ分析手法を理解する。 ・生成AIの基礎的な概念を理解し、自らの専門分野やビジネスに応用できる。
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第1回
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導入:ビジネスにデータを活かす
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第2回
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生成AIの基礎と展望:基盤モデル、大規模言語モデル、拡散モデル、プロンプトエンジニアリング、生成AIの留意事項
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第3回
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画像生成AIのビジネス活用演習:プレゼンテーション作成支援、マルチモーダル
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第4回
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対話型生成AIのビジネス活用演習:対話、コンテンツ生成、翻訳・要約・執筆支援、コーディング支援
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第5回
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経営データ分析の基本
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第6回
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経営・事業活動の定量化
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第7回
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データ収集とクレンジング
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第8回
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エクセルによるデータ分析演習:ピボットテーブル
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第9回
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エクセルによるデータ分析演習:可視化
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第10回
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エクセルによるデータ分析演習:近似式と回帰分析
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第11回
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意思決定論概論
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第12回
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データ分析のためのAI概論
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第13回
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Python基礎:導入
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第14回
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Python基礎:データ処理
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第15回
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Python基礎:AIモデリング
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各回の内容には繋がりがあることから、2時間程度の事後学習を行い、知識の定着を図ること。また講義中に提示した課題については、講義内の時間で不足する場合は事後学習に取り組み、期日までにレポートを提出すること。
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講義への出席、講義中の課題への取り組み、最終レポートによって総合的に評価する。
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出席:40%、講義中の課題:20%、最終レポート:40%
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講義中に、理解を深めるための参考文献等は紹介します。
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演習ではデータ分析に関する汎用的なスキルを身に着けるが、分析対象を「企業・事業活動」と想定するため、コア「経営学」を受講済みであることが望ましい。また演習にはPCを使うため、各自ノートPCを持参すること。
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企業にて製品計画・受注部門と、AI・データサイエンス部門を経験した教員が、「企業・事業の課題解決にデータ分析を活用する」という視点を大切にして、演習を行います。
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