本専門演習では、ヒト(人間)の行動や生態を研究および学修の対象とする。担当教員は人間行動生態学や進化人類学と呼ばれる分野を専門としており、特に進化生物学の理論を重視している。主なトピックは、少子化、子育て、コミュニケーション、文化動態である(参考 https://researchmap.jp/MasahitoMorita)。
専門演習Iでは、書籍や論文の輪読、発表、議論を中心に行い、関連する研究分野の基礎知識を身に付け、今後の研究テーマを探索する。研究倫理に関する指導も行う。また、グループワークを行う可能性もある。
研究テーマは、専門演習を進める中で各学生の興味に基づき決定していく。自発的な提案を歓迎するが、そのために必要なサポートは行う。担当教員の専門性や興味との接点は多い方が指導がより充実することが期待されるが、部分的な一致でも構わない。 テーマによらず、進化生物学の理論、データの統計解析、そして英語に触れる機会は多かれ少なかれあると見込まれる。これらの予備知識や能力は不問だが、必要に応じて取り組む意欲や柔軟性はもっておいて欲しい。
開講は春学期・水曜日・第3限で、授業形態は対面授業を原則とする(例外については、大学の規程に従う)。 2026年度に開講の「自然と人間」「社会データ分析演習」とあわせて履修することで、体系的な知識と技術を修得することができる(本科目の履修の必須条件ではない)。
専門演習の募集時に本ゼミを希望/検討する場合は、必ず事前に連絡すること。本ゼミでできそうなこと/できなさそうなことを認識して、各自の希望に合うかどうかを判断することが重要である。
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本科目の目標は、以下の6点である。 1 生物学や人類学といった、研究や学修のテーマに関連する分野の基礎的な理論を説明することができる。 2 統計学や英語に触れ、自身の研究や学修に活用することができる。 3 関連する先行研究や文献に、アクセスすることができる。 4 自身の研究計画を、立案することができる。 5 一連の取り組みを、他者に正確に、かつわかりやすく伝えることができる。 6 発表の内容について、科学的に議論することができる。
これらは、経済学部のディプロマ・ポリシーの以下の項目と特に関連がある(順不同)。 ・社会に関わる多様な学問に接し、広い知識と基礎的な考え方を習得している。 ・多様な人と協働するためのコミュニケーション能力と規範を備えている。 ・自主的に問題を発見し、課題として解決できるように取り組むことができる。 ・データサイエンスの基礎的な考え方と手法を習得している。 ・経済現象の基本的な内容と仕組みを理解することができ、その基礎的な分析の仕方を習得している。 ・社会科学、人文科学、自然科学の複数の学問分野にわたる教養を習得している。 ・多様な観点から社会の現象を分析でき、社会をシステマティックに理解できる。
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第1回
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ガイダンス、担当教員および受講生の自己紹介(1)
(授業計画で示す項目、順番、時間配分等は、状況に応じて微調整することもある。授業内で適宜、議論の時間も設ける。毎回の授業で、リアクションペーパーの提出を課す。複数の科目で共通して重要なトピックについては、他の科目と内容が一部重複することもあるが、注目する視点はそれぞれで異なる。)
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第2回
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ガイダンス、担当教員および受講生の自己紹介(2)
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第3回
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研究の進め方、先行研究へのアクセス、ツールとしての統計学と英語、研究倫理(1)
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第4回
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研究の進め方、先行研究へのアクセス、ツールとしての統計学と英語、研究倫理(2)
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第5回
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文献の輪読・発表・議論(1)
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第6回
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文献の輪読・発表・議論(2)
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第7回
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文献の輪読・発表・議論(3)
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第8回
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文献の輪読・発表・議論(4)
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第9回
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研究テーマの探索・進捗報告・議論(1)
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第10回
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研究テーマの探索・進捗報告・議論(2)
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第11回
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研究テーマの探索・進捗報告・議論(3)
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第12回
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研究テーマの探索・進捗報告・議論(4)
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第13回
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研究計画案の発表・議論(1)
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第14回
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研究計画案の発表・議論(2)
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第15回
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振り返り、まとめ
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予習:事前に配布される資料に目を通し、各回の概要を把握する。発表の準備を行う。(1回の授業につき2時間以上)
復習:各回の学修内容を振り返り、自身の研究への適用について考える。(1回の授業につき2時間以上)
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評価は以下で行う。 ・発表 50% 応用的な論点も含め、理解度・達成度の評価 ・議論 30% 基礎的な論点を中心に、理解度・達成度の評価 ・期末レポート 20% 応用的な論点も含め、演習全体の理解度・達成度の評価
これらの事務的な連絡については、授業内でも行う。
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成績評価の方法、および到達目標に記載した項目に基づき、総合的に評価する。発表は目標の1-5、議論は目標の1と6、期末レポートは目標の1-4の評価に、それぞれ主に対応する。出欠とリアクションペーパーについては、発表と議論の評価に含まれる。
最終成績の目安は、以下の通りである。 【秀】授業で扱った内容のほぼすべてを理解し、主体的に実践に活用することができ、議論への重要な貢献も行なった。(90点以上) 【優】授業で扱った内容の大部分を理解し、実践に活用することができ、議論への貢献も行なった。(80点以上、90点未満) 【良】授業で扱った内容の要点は理解し、実践することができ、議論にも参加した。(70点以上、80点未満) 【可】授業で扱った内容の一部は理解し、部分的には実践することができ、議論にも限定的に参加した。(60点以上、70点未満) 【不可】授業の到達目標を達成することができなかった(上記の合格基準には達しなかった)。(60点未満)
生成AIの使用は可とするが、以下の注意事項を厳守すること。 ・生成AIの出力結果をそのまま引用するのみではなく、他の方法でも調べた情報や自分自身の考察も加えること。 ・生成AIの種類(ChatGPT、Gemini等)、設定したプロンプト、使用した箇所や目的を明記すること。
その他の基準については、滋賀大学の規程に従う。
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教科書は事前には指定しない。受講に必要な資料を配布する。受講生の興味が一致した場合には、その内容に適した書籍1冊を教科書に指定して、輪読に使用する可能性がある。
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9784130639552
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進化的人間考
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長谷川 眞理子(著)
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東京大学出版会
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2023年
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9784320057388
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行動生態学
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沓掛 展之・古賀 庸憲(編)
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共立出版
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2012年
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9784320112414
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Rで楽しむ統計
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奥村 晴彦(著)
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共立出版
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2016年
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参考書の購入は必須ではないが、上記のうち数冊は手元にあった方が研究や学修が進めやすくなると思われる。各自の研究テーマにあわせて、適宜アドバイスする。
参考書1『進化と人間行動』について 2026年3月26日に第3版が出版予定 https://www.utp.or.jp/book/b10157504.html
参考書6『これから論文を書く若者のために』について 2026年3月21日に最終完結版が出版予定 https://www.kyoritsu-pub.co.jp/book/b10155692.html
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授業には、各自充電済みのノートパソコンを持参することを基本とする。不具合・不都合や質問等があれば、まずは担当教員に相談すること。 課外活動については、現時点では特に予定はない。必要に応じて実施する場合は、日時の調整は無理なく柔軟に行う。
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人間行動学、生物人類学、進化生態学、社会科学の実証研究
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