本科目は、数理・データサイエンス・ AI 教育プログラムの応用基礎レベル科目で、教育データサイエンティスト養成プログラム科目です。
この科目は、様々な情報システムを概観し、ソフトウェアの開発に関する基礎的な知識を得ることを目的としています。 ソフトウェア開発に関しては、特定のプログラミング言語の文法ではなく、多くのプログラミング言語において共通する事柄の学習を重点的に解説します。この際、変数、ステートメントと演算子といったプログラムの「部品」から、関数、データ構造、アルゴリズムなど、プログラムの「大枠」へと段階的な知識の積み上げができるように留意します。また、附属小中学校の児童・生徒を対象に行なったプログラミングの授業実践の内容も紹介します。 授業はオンラインと対面で行います。オンラインの場合はSULMSを利用します。
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コンピュータ・プログラムに関する基本的な概念、及び、データやコードの複雑性を管理する方法を理解し、擬似コード、LOGO、VisualBasicなどによるプログラミングにおいて実践できるようにすること。
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第1回
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情報システムとは何か:情報システムの定義を与え、具体例を概観します
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第2回
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情報システムとビッグデータ:ビッグデータを利用した情報システムについて、生成AIを用いたシステムを中心に概観します
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第3回
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コンピュータのハードウェア:ハードウェアの構成と各要素の働きについて確認します
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第4回
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ソフトウェア(OSとアプリケーション):オペレーティングシステムとアプリケーションソフトウェアについて概観します
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第5回
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ソフトウェア開発環境:ソフトウェアを開発するためのソフトウェアの集まりであるソフトウェア開発環境について説明します
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第6回
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コンピュータ言語:様々なプログラミング言語について概観します
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第7回
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LOGOによるプログラミング:教育用に開発されたプログラミング言語LOGOの概要について学習します
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第8回
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プログラム・コード:LOGO言語を用いながらプログラミング言語の文法について学習します
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第9回
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変数とデータ表現:LOGO言語における変数やデータの取り扱いについて学習します
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第10回
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ループ処理:プログラムの基本構造の一つであるループ(繰り返し)処理について学習します
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第11回
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分岐処理:プログラムの基本構造の一つである分岐処理について学習します
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第12回
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関数:プログラムを関数(部分プログラム)の集まりとして構成する方法について学習します
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第13回
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Visual Basicによるプログラミング:LOGO言語で学習してきた内容について、Visual Basic言語を用いたプログラミングを行います
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第14回
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例外処理:プログラムの実行中にエラーなどの「例外」が発生した場合の処理について学習します
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第15回
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まとめ
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授業時の取り組み状況と提出課題によって評価します。前者を60%、後者を40%の割合で評価します。
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到達目標を達成したら60点の評価を与えます。さらに、達成の内容によって加点し、より上位の評価を与えます。 秀:到達目標を達成し、極めて優秀な成績を修めている。 優:到達目標を達成し、優秀な成績を修めている。 良:到達目標を達成し、良好な成績を修めている。 可:到達目標を達成している。 不可:到達目標を達成していない。
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4000076930
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ソフトウェア工学
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有沢, 誠, 1944-,有沢誠 著
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岩波書店
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1988.5
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4407309571
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最新情報システムの開発
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伏見, 正則, 1939-,伏見正則 ほか著
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実教出版
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2006.2
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4797329734
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プログラマの数学
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結城, 浩, 1963-,結城浩 著
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ソフトバンクパブリッシング
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2005.3
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上記の参考図書の他、高等学校「情報」の教科書などを参考にしてください。
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